皮肉な結末!!古代のアルマジロ グリプトドン

グリプトドン。

第四紀更新世に生きていたこの動物は、背中に巨大なドーム型の甲羅を持った現代のアルマジロの近縁種です。甲羅の中に亀のように手足を引っ込めることで身を守りました。

現代のアルマジロは球体になることができ、それにより身を守ることができます。

しかしグリプトドンは球体になれない代わりに、ドーム型の分厚い甲羅に隠れ、身を守りました。

その甲羅はサーベルタイガーの牙でさえも弾き返し、文字通り、歯が立たない甲羅だったそうです。

甲羅のおかげで天敵も少なくなったグリプトドンは巨大化し、第四紀更新世の頃に繁栄を極めました。

しかし、無敵の装甲を持つグリプトドンにも、ついに天敵が現れます。

原始人です。

グリプトドンは動きが緩慢な上に、防衛手段は甲羅の中に隠れてじっとしているだけです。

動かないグリプトドンの甲羅に覆われていない部分を攻撃したり、あるいはひっくり返して腹部を狙ったりして狩っていきました。

原始人がグリプトドンを狩ったのは、動かないため比較的狩りやすかったこと、そして分厚い甲羅を戦いの盾にするために狩ったと言われています。

皮肉にも、自分の身を守るために進化したはずの甲羅が原因で狙われ、グリプトドンは原始人に狩り尽くされ、絶滅してしまいます。